上半身はウパ、下半身はウナギと、かなり不思議な形状の動物、それがサイレンであります。妖怪「一反木綿」にも似ていますね。とにかく館長はこれの魅力にガツンとやられて両生類飼育に暴走することになりました。
強いストレスを与えると鳴き声(というか悲鳴?)をあげることから伝説の妖怪の名前を与えられたとかなんとか。もちろん、試したことはありません。
なんかおマヌケな顔立ちと小さい前足がチャームポイントですな。何度見ても飽きがきません。
18世紀のイギリスの医者兼博物学者だったジョン・ハンターが北米から取り寄せたサイレンの標本を見て、「これは魚から何かに変わる途中の生き物では?」とあとちょっとでダーウィンの進化論になる発想を得たのですが、なにしろ多忙なんで、発想で終わってしまったのが実に残念です。
「多忙」とは?実はハンター氏はマッド・サイエンティストみたいなところがあって、梅毒やその他危険な病気に自ら感染して症状を体験するというトンデモないことに没頭していました。昔伝記を読んだことがあるのですが(他人事なので)面白かったです。そして遺言で「死体は解剖してくれ」。すごい徹底ぶりですね。
…と、たまには文系めいたことを書く館長でしたが実は文学部出身だったりします。
【おまけ】
古いカメラにカールツァイスのレンズをくっつけた話は以前しましたが、その後被写体を色々と物色していて、近所の家のブドウを白黒で撮影してみました。白黒だと撮り手のテクニックが浮き彫りになるような気がします。(というわけで大量の没写真が溜まりました)