理事長も第3学芸員もコロナ感染してしまい、第2学芸員とのホテル滞在を伸ばすことを余儀なくされました…
1週間くらい餌抜きでも平気な個体ばかりで良かったです。
といっても水足しとか餌やりとかの用はあるので、本日ピンポイントで帰宅して一通りメンテしたら即ホテルに戻りました。
コオロギが切れたので明日は調達してから帰宅しようかと。
とりあえず本日撮影してきた陸棲イモリたちをアップしておきます。
成人の日の午前中は水槽掃除に専念。
その中でもかなり汚れていたクランウェルツノガエルとアカハライモリの水槽はリセットして中性洗剤でゴリゴリ洗いました。
久々に取り出して上から撮影。茶色い模様が大きくなっていますが、これは前水槽(ミズゴケで保湿)に合わした色変化か?
新居にはミズゴケは入れず、専用ソイルに水がヒタヒタになるように模様替えしました。
どうも今いち落ち着かない様子。気長に待つことにしましょう。
こちらはアカハライモリ。茶苔だらけになったので砂利を除いてベアタンクにしました。(こちらの方がメンテしやすい …念のためバクテリア投入済)
水槽の全面が膨らんでおり、非常に撮影向けではないのですがしばらくはこれで我慢することにします。
陸生有尾類は馴らすとレプトミンとかを食べてくれるそうなのですが、当館では専ら生き餌を与えております。
栄養を考えて…とかではなくて単なる館長の手抜きだったりするのですが。
で、主な「生き餌」はイエコロオギかワラジムシ。
住人によって嗜好とコダワリはまちまちです。
専らワラジムシなマダライモリ。というかトロいのでコオロギを捕食できません。ワラジも結構素早いところがあるので、大変だろうと思っていたら上の写真のように半身を乗り出したままジーッとしていて、鼻先を通りかかったらパクッと食べてました。
コオロギ好きなツエイモリにワラジを与えてみたら、興味がない…どころか明らかに迷惑しておりました(笑)
こちらはクリスマス記念に迎い入れたばかりのファイアサラマンダー。ちなみに当館には「記念日」が数多くあり、理事長(カミさん)にはひたすら呆れられております。一日暗所において落ち着けたら、コオロギ二匹を食べました。食欲ヨシ!
陸生種としてはいつの間にかに最古参になっていたトウホクサンショウウオ。両刀使いですが、コオロギの方が食欲or闘志?が湧いてくるようです。
さてここまでの撮影をしたのはコンデジのRICOH GR IIIでした。単焦点ながらマクロがかなり強力なので難なく接近撮影ができます。起動は瞬間、ピント合わせはモニターをタップすれば自動的に設定できる等々、携帯のカメラが逆立ちしても敵わない特長が光ります。基本的に屋内でしか撮影しないのであれば一眼レフを凌ぐポテンシャルがあるので、インドア派には強くオススメします。
本日はテレワーク。
その合間を縫って住人たちに餌やりをしています。ついでに久しぶりにハンドリングも…
ヒョウモントカゲモドキ「姫」は餌食いは控えめですが、手に乗せると凄く活発になります。イヤイヤと降りようとするのではなくて、こちらの腕を伝って登ろうとしたりで浮かれているのかもしれません。
一方、ニシアフリカトカゲモドキ「茶坊主」は正反対で、餌となると自分の1/3近いコオロギをバリバリ食べるのに、手に載せた途端にくたー。マット張替えのときとかには助かります。
いつの間にかにかなり大きくなったアオジタトカゲ「ヨハネス」。バランスを取るのがけっこう大変です。「腹八分目」派で、一定量の餌を与えるとそれ以上は食べません。食い過ぎで健康を損なうおそれがないかな、と。
いつ餌を食べているのか分からない、ミヤコアシナシトカゲ「みかど」。放しておいたコオロギ(小)の数は確実に減っているのですが… 大人しいけれどハンドリングは嫌なようで、すぐスルスルと降りてしまいました。
トカゲとしては当館最古参のフトアゴヒゲトカゲ「みかん」。一旦落ち着くと大人しいのですが、持ち上げるときに大慌てで、尻尾をプロペラのように回しまくります(動画にしたい)。食が細くなったと書きましたが、ふたたびコオロギを食べてくれるようになりました。
そして、決してハンドリングをさせてもらえないフェルナンデスファイアスキンク「ツタンカーメン」。つるつるで、鰻のように手からすり抜けてしまいます。食欲は旺盛極まりないのですが。
以上、それぞれに変わった名前がついておりますが、殆どの命名をしたのは小学4年生の第四学芸員です。
自身もヒキガエルやクワガタの管理をしています。父ちゃんとしては嬉しい(笑)
どの飼育本を読んでいても「ハンドリングを喜ぶ生体はいない」とのことなので、基本はならべく触れないようにしていますが、メンテ(主に糞掃除)の際は時々触ることもあります。そうすると、種?の意外な個性を感じることも。
具体的には手に乗せられて動き回る「モゾモゾ派」となすがままの「クター派」があるかと。たとえばヒョウモントカゲモドキの「姫」なんて、典型的な「モゾモゾ派」です。
CBなんですがよく動きます。放っておいたら落ちるでしょそれじゃ!というくらいに落ち着きません。ちなみに尻尾の先が直角に曲がっており、それが「訳あり」になって格安で購入できたのですが当館ではこれも「個性」扱いで全く気にしておりません。
そして、同じトカゲモドキなのに「クター派」なニシアフリカトカゲモドキ「茶坊主」。なんとなく「姫」との対比でつけた名前ですが失礼ですかね?
こちらは手に乗せても暴れません。ほどよく動きますが。鱗が細かいせいか、触感もなんだかぬいぐるみぽいです。いちおうWC…というか食に関しては生き餌専門で食べっぷりもワイルドですが。(CBの「姫」は固形餌専門)
陸生イモリにも同様なグループ分けが出来ます。両生類なのでハンドリングはしませんが、たまにメンテナンス時にちょっと触ったときの反応が…「クター派」のマダライモリ。とにかく、鈍い!餌はワラジムシですが、よく捕食できているなぁと感心できるほど動作はゆっくりです。
そしてこちらは「モゾモゾ派」のツエイモリ。元気です。よく動き回ります。こちらの餌はSサイズのコオロギですが、自分から追っかけて行って食べています。
そういえば今年もあと1ヶ月。年賀状とか考えなければなりませんが面倒なので、現実逃避でメンテナンスばかりしております。来年は辰年なので、トカゲの写真でも大写ししてやるかな …とか言っていたら、理事長(カミさん)から「そんなヘンなものより今後進学とかでなかなか一緒にいられなくなるから家族写真を撮って」と言われました。ご尤もですね。